安田淳一はなぜ映画を作った?コメ農家と映画監督をしている理由とは?

安田淳一はなぜ映画を作った?

2024年映画『侍タイムスリッパー』が爆発的な人気となりました。

この映画を作った監督の安田淳一さんは、コメ農家としての一面もあります。

そんな安田さんがなぜ映画を作ったのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、

  • 安田淳一はなぜ映画を作った?
  • コメ農家と映画監督をしているの理由とは?

このことについて記事にしてみました!

早速、本題に入って行きましょう!

目次

安田淳一はなぜ映画を作った?

安田淳一
出典:Instagram

安田淳一監督はコメ農家でありながら映画を自主制作し現在『侍タイムトリッパー』が話題作になっています。

そんなコメ農家の安田監督が映画を作ったのかというと、農業を始める前から映像の仕事をしていたからでした。

安田監督は大坂経済大学に進学中、映像制作会社を立ち上げています。

そして1994年には「有限会社ウィズ」というビデオ撮影業もしています。

このことから安田監督にとって映画を制作することは身近なことだったようです。

そしてコメ農家になったのはある理由がありました。

2023年5月、コメ農家を営んでいた安田監督のお父さんが脳内出血で亡くなられました。

そして長男である安田監督が引き継いで2023年から本格的に農業を始めています。

そしてコメ農家になる以前から映画を制作しています。

2014年 『拳銃と目玉焼き』

「拳銃と目玉焼き」のポスター
出典:X

『拳銃と目玉焼き』は中年の新聞配達員が人助けをするストーリーで昭和のヒーローを連想させ、同年代の視聴者から共感を得た作品です。

2013年自主映画として制作されましたが高い評価をうけ2014年から全国6都市のミニシアターで公開されました。

「中年になっても、やりたい事をやらんとあかん」と感じた安田監督は一念発起して制作にとりかかり3年がかりで完成しています。

そして、この映画を機に宣伝配給を行う「未来映画社」を設立しています。

2017年 『ごはん』

「ごはん」のポスター
出典:X

4年間の制作期間を経て公開された「ごはん」です。

こちらも全国5都市で公開され38ヶ月というロングラン公演になったそうです。

主人公は急死した父親の代わりにコメ農家を引き継いだ女性のお話で、2022年に父親を亡くし農家を引き継いだ安田監督の未来を描いたような作品となりました。

リアルな米作りを描いた日本で初めての映画とも言われています。

安田淳一が時代劇を作れた理由とは?

安田淳一
出典:Instagram

コメ農家を営んできた安田淳一監督が時代劇『侍タイムトリッパー』を作ることができた理由は、東映京都撮影所の協力があったからでした。

時代劇はカツラや衣装など製作費用が高額になるため、ベテランの撮影スタッフは「自主映画で時代劇を作る人がいたら全力で止める」というほどだそうです。

それほど制作が難しい時代劇ですが、ストーリーが面白かったため撮影所の協力が得られたそうです。

また「斬られ役」として有名だった俳優の福本清三さんは映画『ごはん』に出演し親交があったのも協力を得られた理由でした。

福本清三
出典:X

福本さんは『侍タイムトリッパー』に出演する予定でしたが、残念ながら他界されて出演はできませんでした。

しかし福本さんの存在が大きく、撮影所は快く協力してくれたそうです。

また、この費用にかかった総額は2500万円でした。

  • 安田監督の貯金 1,500万円
  • 車の売却費用  400万円
  • 文化庁の補助金 600万円

この映画で安田監督はほぼ全財産1,500万円を使い、残高が6,000円程しか残っていなかったそうです。

安田淳一のコメント
出典:YouTube

そんな甲斐があって2024年7月にカナダ・モントリオールで行われた『第28回ファンタジア国際映画祭』で「監督賞金賞」を受賞しています。

2024年9月『情報7daysニュースキャスター』(TBS)に安田監督が出演され「1興行が終わらないと収益が入ってこない」とコメントしています。

初めは1館で上映されていたこの映画は現在130館以上で上映される人気映画になっており、その人気はまだまだ続きそうです。

安田監督の元にお金が入るのもまだまだ先なのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

一躍時の人となった安田淳一監督は大学生時代から映像会社を手がけるクリエイティブな方でした。

そして農家をしている理由は、亡き父親の後を受け継いでいたからでした。

これからも映画制作とお米作りと二足のわらじで活躍されるのでしょうか。

そんな安田監督のこれからの活躍が楽しみですね!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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